レイブレーサーに使用されている筐体について




筐体の種類

主にゲームセンターに使われている筐体は3種類です。まず一般的にSDといわれる「スタンダート」筐体。
そして「リッジレーサー」のころから使われてきたDXといわれる「デラックス筐体」。
大型アミューズメントパーク等でみかけるFULL「フルスケール筐体」がある。



スタンダート(SD)筐体

ハンドルの直径は実際の車と比べ、やや小さめにできている。そしてギアの変更は上下にシフトさせるアップダウン方式。
手前に動かすとシフトアップ、奥に動かすとシフトダウン。
そして右手にあるボタンが「視点切替」ボタン。足元は右がアクセル、左がブレーキ。この筐体に限りクラッチは無し。
シートの前後の移動は不可能だが、筐体のシートの下のネジをはすずことで移動が可能になると思われる。

ディスプレイのサイズは推定29インチ。370Km/hで走るのもこの筐体がメインになる。
壊れやすい筐体はこれが一番多い。自分も壊れている台をよく見かける。主にデパートのゲームコーナー。
ちなみに値段は一人プレイ専用の筐体で50000円ぐらい、対戦が可能な方では300000円とか600000円とか。


デラックス(DX)筐体

ハンドルの直径は実車より2回りぐらい大きい。ギアの変更も実車と同じくHを2つあわせたような6段変速。
左上より1段、右下が6段となる。右手にあるボタンが「視点切替」ボタン。足元は右よりアクセル、ブレーキ、クラッチとなる。
しかし「リッジレーサー」のようにクラッチの判定は無いようだ。故に「ノークラッチ走法」が存在する。
シートは下のレバーを引けば前後に移動が可能。
もう出回ってる数が少ないため、メンテナンスが抜群の筐体は希少価値有。ちなみに自分の地元付近はメンテ抜群のDXが多く置いてある。
値段は不明。



シネマタイプ筐体(3画面筐体)

DX筐体の画面を3つ、三面鏡のように繋げた画面の筐体。走ってみると分かるが、実車のごとく左右の臨場感がすばらしい。
ちゃんと左右にいるライバルカーも確認できる。

足回りはDX筐体と同様。リッジレーサーでは見たことあるが、レイブレーサーでは見たこと無いので書かなかった。
ディスプレイのサイズはDXの同じ。とにかく筐体がデカい。しかしこれが置いてあるゲームセンターは超貴重。
ぜひともインカムに貢献してあげたい。

我が取手の近くだと「土浦」に一件、「リッジレーサー」で置いてある。ここは全コース5周設定100円。メンテは超抜群。

2000 6/21に追加。


フルスケール(FULL)筐体

実車を改造した筐体。とにかく大きいので、アミューズメントパークぐらいしか置いてない。
自分の近くだと、多摩のワンダーエッグにあった記憶がある。ちなみに1プレイ600円か500円。
ギアまわりは詳細は不明だが、DXとほぼ同じと思われる。ディスプレイは推定100インチ。





各筐体の共通点。

設定によりハンドルに反力をつけられる(リアクティブステアリングという)。

反力のしくみはハンドルの中央にモーターを組み込むことで、レースの状況に応じてハンドルが反応するというもの。
ちなみに反力が無いものはバネでハンドルをセンターに戻す仕組みになっている。
リアルさを求めるなら反力有りの方がいいのは言うまでも無し。


各筐体の相違点。

1、SDよりDXの方が加速が良い。

これは「リッジレーサー」のころからだが、SDよりはDXの方が加速が圧倒的に良い。
故にTT(タイムトライアル)でタイムを狙うならDXでやったほうが良い。多分0.2から0.4は違うはず。

2、ブレーキの部分の違い。

SDよりDXの方がブレーキが固めになっている。しかし固めとはいえブレーキを踏む量はDXの方が浅いので関係無いと思う。

3、クラッチ

DX、FULL筐体に限りクラッチが存在する。しかしこれを使用しなくても影響はまったく無いので、
どのような意味で存在するのかは謎。使う方がタイムが遅くなるのは言うまでも無い。




レース時に影響する筐体の故障の種類(やり込む人は絶対に覚えよう)

1、ステアリングのセンターずれ

これはハンドルがセンターの位置なのに右なり左なりに車が進む現象です。故障の中ではこれが一番多いです。
主にSDの反力無しに多いです。

修理の方法

まず店員に鍵でお金を投入する所を開けてもらう。そうすると上からボタン、スイッチ、ボタンとある。
細かく説明すると上から、サービスボタン(これを押すと1クレジット入る)、スイッチ(これを動かすことにより設定画面へ移動する)
下のボタンはディスプレイの消磁。
で、上のサービスボタンを押しながらスイッチを上げる。そうするとADJUSTの画面が出るので、こうなったら
またスイッチを元に戻してゲーム画面に戻せば直る。この際ステアリングは絶対センターに置くこと。

よく店員が設定画面を出して「I/O TEST」の項目でセンターずれを直そうとする店員がいますが、これは意味がありません。
こういう状況になった場合は自分から「自分が直しますから。」と一声かけましょう。


2、ハンドルがガタガタする。

レイブレーサーの筐体のハンドルは中心に3つの「ナット」でネジ止めされています。これが緩くなったり、外れたりして起こる故障です。
こればかりは自分らでは直せませんので、店員に言いましょう。
自分で一回直そうとしましたが無理でした。


3、アクセル、ブレーキのボリュームが弱い。

この見分け方はアクセルの場合は、TTで255Km/h以上にいかない。正常な場合は中級のホームストレートで264Km/hまで持っていけます。
ここら辺はけっこう微妙なので店員に言っても受け入れてくれない場合が多いです。
もしくは設定の「I/O TEST」の2ページ目で各デバイスのテストができるので、アクセルを踏んでOKが出れば大丈夫です。

ブレーキはスピードが十分に落ちていかない、普通に走っているのにドリフトが始まらない。これで見分けられます。
スピードの落ち方の見分け方は、まずTTで大体200Km/hまで持っていき、アクセルを踏みっぱなしで1速に持っていきます。
このスピードの落ち方がブレーキを踏んだときのスピードの落ち方になります。つまり同じ落ち方じゃないといけないわけです。
これもプレーヤー側ではどうしようもないので、店員に言いましょう。
自分はこれで店員と5回も喧嘩しました。結局直してくれませんでしたが。


4、音が小さい

これは設定の問題です。店員に言って大きくしてもらいましょう。スピーカーが壊れているときも同様です。




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