サーバー運用の課題


6/16から個人サーバーの運用を始めた。用途はWebとFTP。現在ASPから割り当てられている50MBのスペースでホームページを運営しているが、
コンテンツの拡張のため絶対的な容量不足であったこと。知り合いとのデータやりとりで大容量のものを扱うことが多く、メール、メッセンジャーでは手間がかかること。
以上の2つの課題解決を目標にサーバーを構築した。

今はWindowsXPで運用しているが同時アクセス数が最大10までという制限は大きく、WebはAt Httpdに変更した。
IISではCGIの記述の際のパス指定でフルパスを指定しなければいけないこともあり、コンテンツの拡充に伴い管理が難しくなることが懸念材料であった。
もっとも何度やっても正常に走らなかったのが一番の理由ではあるが...。FTPはそのままIISでやらせてもらってるが、XPではサイトが最大1個までと対人間とのやりとりにはセキュリティが不足気味なのが気になる。

が、そんな矢先の6/21に障害が発生した。起動すらしなくなってしまったのである。

●安定稼動のための備えを

真っ先に思い浮かんだのはHDDだった。だが他のPCに換装したら問題なく稼動する。たまたま同じCPUがあったので換装してみた。これもだめだった。
「サーバーはHDDからやられやすい」という経験則を覆すかのような事態だった。

確かにASPを動かしている大企業であればHDDから壊れるというのもありだろう。だが今回は自宅サーバーだ。
iDCみたいに室温が20度に保たれているわけじゃない、ましてやHDDが24時間回っているわけじゃない。
環境は自宅だ、夏場は室温は放置すれば40度近くになるし、その状況下であればCPUの温度は70度は行くだろう。

そんな環境であることをが少し分かった頃に原因を突き止めた。ま、それでは既に遅いんだけど。

●もっと根本的な破損に対しての備えも重要視するべき

結局調べていった結果、マザーボードだということが分かった。これに関しては代替機が無かった。Atomが出た8月にコケてくれればまだ良かったが、
Atomデュアルコアが9月に控えている。今、自宅の家内のPCにAtomベースのシステムがあるが、無音の電源もありHDDのシーク音以外は音はしない。
だが、Pentium4 570J(3.80Ghz)からの性能ダウンは大きく、大幅な性能低下を招いた。更にメモリスロットが2本あって、S-ATAが2つありATXで収まるMSIのWindBoardにしたが、メモリのバンク数は2。つまり両面実装のメモリ1本で全バンクを使い果たしてしまうことになる。
見事それに気づかず、余っている両面実装の1GBメモリ2本装着して1GBしか認識しないという初歩的なミスをやってしまった。

家内がPCの性能アップを求めているので、今の無音環境を維持すべきならAtomデュアルコアの登場を待つのが懸命な選択肢だ。
Atomが3W、Atomデュアルコアは5Wと聞いている。このくらいならWindBoardのような完全ファンレスも実現可能だろう。後はビデオ周りがi945GCと弱いので、せめてG965くらいは欲しいと思う。

だいぶ話がそれたが環境が自宅である以上、iDCより過酷なはずなので根本的な対策を打つべきだと思った。
サーバー復旧は上記の通り9月の予定。それまでは旧Webに自動転送対応をしておきたいと思う。



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